【作品NO.3212】
砂漠のど真ん中に止められた車の助手席に縛られたエミリア。バックミラーから見える後部座席には、冷たくなって横たわる恋人。そんな中、エミリアは自分たちをこんな目にあわせた謎の人物が、これから自分たちが入れられる墓穴を掘り続ける姿をただただ見ているしかできない。身動きを封じられ、誰もいない荒野の穴に取り残されたエミリア。一体誰が何のために?死よりも恐ろしく、苦しい彼女の長い一日が始まる。